醸造家のワイナリー通信

御堂地区の植え付けが迫ってきました

いよいよ御堂地区の植栽が迫ってきました。これまでも何度かご紹介してきましたが、現在、造成中の御堂ワインブドウ団地は長く荒廃地になっていたのですが、今年の春から植栽が始まり、数年のうちには30ヘクタール弱のまとまった一面のワインブドウ畑になります。市内の既存ワイナリーや新規就農者など約10名が参加する予定で、ヴィラデストは約3ヘクタールの植栽となります。

造成がギリギリまでかかっていたのですが、先日、きれいに整地された状態の畑をようやくみせていただきました。改めて広い!4月に植え付けすることを考えると、一瞬クラっとしましたが、これまで、最高6000本植えた経験がありますので、今年の3000本はなんとかなるでしょう。ヴィラデストでは今年と来年の2年をかけて3ヘクタールの植栽を行う予定です。

本州では最大規模になる、まとまったワインブドウ畑ですので、農作業の機械化、効率化、共同化や観光化などのモデルにしていかなければなりませんが、先ずは一面の美しいブドウ畑から生み出される、個性ある高品質なワインを皆さんにお届けできるように、みんなで力をあわせてがんばりたいと思います。ご期待ください!

八重原の畑で剪定をしました

今日は八重原の畑で剪定をしました。この畑も今年で5年目を迎え、ほぼ成木に成長しました。八重原は、その強粘土質の土壌から、しっかりと味わい深いお米やジャガイモなどの農作物で有名な土地です。苗木を植える時に粘土が固くて、本当に苦労したものですが、その分、味わい深いワインを生み出してくれることでしょう。

ちなみに写真はヴィラデストで最長の、100mを越える垣根長の通称?「100m畑」です。

今年は暖冬で雪も少なく、作業も順調に進んでいます。マイナス10℃以下になる日も少なかったので、凍害のおそれはなさそうですが、暖冬の年は害虫が増えるとも言われ、少し心配でもあります。3月は2018ヴィンテージワインの澱引きや、ビン詰め準備など、工場内の作業も始まるので、剪定は早目に終わらせたいところです。

恒例のNAGANOワインフェスが開催されました

東京の帝国ホテルで、恒例のNAGANOワインフェスが開催されました。昨年は長野県内で10社ほどの新しいワイナリーが開設されたこともあり、約30社のワイナリーが一堂に会する盛大なイベントになりました。すでに顔なじみの業界関係者の方や一般の常連様には、今のNAGANOワインを定点観測していただくうえで有意義な機会でしたし、また、今回はじめてNAGANOワインにふれ、その魅力を知っていただいたお客様もたくさんいらっしゃいました。お話ししていると、長野のワイナリーに行ったことがなく、遠く感じているお客様も多かったのですが、東京からヴィラデストまでは新幹線利用で2時間程度です。ぜひ、ワイナリーにも遊びに来てくださいね。(*注  2月末までは休業中です)

一方、ヴィラデストの畑では剪定作業が順調に進んでいます。今年は暖冬で、雪も少ないので、ほぼ毎日、外で作業ができます。
4月からは東御市・御堂地区での新たな植え付けを控えていますので、剪定作業が順調に進むのはとてもありがたく、このまま大雪がないことを祈ります。

2019年もどうぞよろしくお願いいたします

この冬は雪が非常に少ないですが、昨日は少し降って雪景色になりました。まだ冬は長いので、極端な大雪などなければいいなと思います。

今年、ワイナリーのトピックスとしては、千曲川を挟んでヴィラデストの対岸に2015年から植栽を始めた八重原地区のメルロ畑がほぼ成園になり、これまでのヴィラデストのメルロと違った個性を持つワインがリリースできそうなこと。また、市内、御堂地区で新たに造成中のワインブドウ団地に第一期として植栽を開始することがあげられます。

現在、造成中の御堂ワインブドウ団地は長く荒廃地になっていたのですが、今年の春から植栽が始まり、数年のうちには30ヘクタール弱のまとまった一面のワインブドウ畑になります。市内の既存ワイナリーや新規就農者など約10名が参加する予定で、ヴィラデストは約3ヘクタールの植栽となります。

本州では最大規模になる、まとまったワインブドウ畑ですので、農作業の機械化やIoTの導入、作業の共同化などにより、効率的に高品質な東御ワインを皆さんにお届けできるよう、関係者と協力して体制づくりをしていきたいと思います。また、一面のワインブドウ畑はそれだけで大きな観光資源にもなるはずです。

東御市内のワイナリーは2018年で8軒になり、今年も複数のワイナリーが誕生しそうです。近隣の上田ではメルシャンマリコワイナリーが開業しますし、千曲川ワインバレーも、徐々にワインバレーらしくなってきました。今後、一段とワインの品質を高めるのはもちろん、ワイナリーが集積することによる相乗効果を活かし、ワイン産地としての魅力を更に高めていくため、地域のワイナリー間の協力がますます重要になってくると感じています。

ヴィラデストワインパーティー「信州ジビエとワインのマリアージュ」を開催

8日はヴィラデストワインパーティー「信州ジビエとワインのマリアージュ」を開催しました。
ヴィラデスト周辺も、年々、獣が増えていて、今年から一部の畑では電気柵を導入しました。私も何とかしようと、わなの狩猟免許を取得したのですが、一日講習を受けただけの素人ではなかなか大物は狙えません。今回はプロの猟師が仕留めたイノシシやシカ、熊などの信州ジビエをヴィラデスト、アルカンヴィーニュを中心としたワインと一緒に楽しんでいただきました。

パーティーでは普段、畑で働くスタッフもサービスの一員として参加します。ジビエのこと、ワインのこと、お客様とお話しながら楽しいパーティーになりました。今年は今回が最後ですが、来年も開催しますので、ぜひご参加ください!

2018年の収穫、仕込作業がほぼ終了しました

9月上旬からほぼ2か月間はブドウに追われる生活でしたが、ようやく美しい景色を眺める余裕が戻ってきました。
今年は寒くなるのが遅かったので、例年より長くブドウの葉っぱが落葉せずに残っていました(写真は11月初旬のものです)。

今、ブドウ畑では厳しい冬が来る前に、ブドウの幹に防寒用の藁をまく作業を進めています。かなり手間のかかる仕事ですが、標高の高いヴィラデスト周辺は、冬の最適気温がマイナス10度を下回ることがあり、ブドウに凍害を引き起こす危険があるからです。
今年は暖冬になりそうと言われていますが、その通りあまり冷えないことを祈ります。

収穫も終盤戦

いよいよ今年の収穫も終盤戦になり、あとは一部のメルロとカベルネを残すのみにな りました。
9月上旬から降り続いた雨に加えて、数回の台風にも見舞われ、9月終わり頃から灰色カビ病などが発生してきたために、収穫をかなり急ぎました。雨の中での収穫も多かったのですが、スタッフ、お手伝いの皆さん、そして多くのボランティアの皆さんの力で、質、量ともになんとか例年並みをクリアできたと思います。本当にありがとうございました。

今年は夏の猛暑、雨が降らないかと思ったら突然の豪雨、秋の長雨、台風など、自然の中で行う私たちの仕事の難しさを改めて感じさせられました。それを乗り越えたブドウが、今、タンクや樽の中で発酵し、今年の気候風土を反映したワインになっていくのでしょう。
ワイナリー工場内での作業は11月始めごろまで続きます。あとひとふんばりです。

異常な暑さが続き、ブドウの熟度が急速に上がってきました

例年であれば収穫はもう少し先の話なのですが、一部の畑では収穫を急がなければならない状況になってきました。例年より10日ほど早いでしょうか。このような暑い年は酸度が下がるのも早いものですから、ブドウの成分分析をしながら、より短期間で収穫を終えなければならないと考えています。

ブドウは今のところ順調ですので、あとひと月あまり好天が続けば、よいヴィンテージが期待できます。

今朝はからっとして涼しい朝を迎えました。このように寒暖の大きい晴れの日が9月に続くことを期待しながら、いよいよ2018ヴィンテージシーズンを迎えます。

台風一過で晴れと暑さが戻ってきました

ブドウのほうは、今のところ順調ですが、今年は気温が高く、また夕立が多いので病気の発生が心配されるところです。この地域は日本有数の少雨なので、雨よけ施設はなしでも栽培が可能ですと言ってきたのですが、近年多発している8月から9月にかけての台風や長雨をうけて、今年はすべてのピノ・ノワールに、房へのビニール雨よけを行っています。ピノは特に果皮が薄く、収穫前の雨で粒が割れてしまったり、といった被害が多いからです。

これから8月、9月の天候で、今年のブドウ、ワインの出来が決まります。スタッフの、畑での頑張りが報われるように祈るばかりです。

ブドウの小さな実

しばらく更新をさぼっている間にブドウはぐんぐん成長して、開花し、小さな実が結実しました。
今年は春から気温が高く、空梅雨ぎみで、例年よりも少し早目に推移していますが、今のところは大きな問題もなく来ています。ただ、これから収穫までの3か月間の天候がブドウの品質を左右しますので、よい天候になることを祈りつつ、畑でしっかりやるべきことに取り組んでいきたいと思います。

写真の下のほうに千曲川が流れているのですが、今年もこの地域に新たなワイナリーが数件誕生します。アルカンヴィーニュ「千曲川ワインアカデミー」の卒業生が立ち上げる予定のワイナリーも2件あり、本当に「千曲川ワインバレー」になってきたなぁと、この景色を見ながら感慨にふけるこの頃です。