醸造家のワイナリー通信

新梢が勢いよく伸びています!

今年はスーパーエルニーニョが発生すると予測されているそうです。通常のエルニーニョだと日本では冷夏になることが多いですが、スーパーエルニーニョになると記録的な猛暑になり、また、台風の大型化や豪雨などにつながることが予測されるそうで、これから夏を迎えるにあたり不安を感じるところです。イラン情勢により日本に原油が入ってこない状態が続いていますが、これを機に自然エネルギーをもっと活用して、石油に頼らない社会に移行していくことを期待するばかりです。

ただ、今のところ、ヴィラデストのブドウは順調に生育しています。5月10日に最低気温1.4℃という日があり、遅霜を心配しましたが、なんとかセーフ。その後は気温が急上昇し、5月18日は最高気温が31℃に達しました。それにつれて、ブドウの新梢はグングン伸びています。畑では芽かきと新梢の誘引を同時に進めていますが、気温が急に上がったので、新梢の生長が非常に早く、雑草も容赦なく伸びています。これから8月上旬ぐらいまではブドウや雑草の生長と畑作業の追いかけっこ状態が続きます。このところの高温で、全体的に生育は早めで、開花は例年より10日ほど早い、6月10日前後を予想しています。

また、工場内では2025のワインの樽出しや、瓶詰めも進めています。昨年、2025年も暑い年で(2023年からずっと猛暑ですが・・)、また雨もとても少なかったので、例年よりも濃縮感や果実感のあるワインに仕上がってきています。2025年のワインは7月頃からリリース開始しますので、ぜひご期待ください!

2026年、ブドウが萌芽しました!

GW中は私もワイナリーの外デッキにあるバーで、お客様の対応をしていましたが、多くのお客様にご来訪いただきお話をすることができました、ありがとうございました!天気も心配しましたが、概ね好天に恵まれた連休になりました(写真はワイン営業担当の清水です、私ではありません)!

 

この連休の間にブドウ畑では萌芽が進んできました。例年と比べると少し早いくらいです。 

一方で、この時期は遅霜や鹿の食害といった芽へのリスクも高まります。2年前には長野県内で510日に大きな遅霜被害がありました。広いブドウ畑ではなかなか対策が難しいのが現状ですが、晴天の朝に氷点下まで気温が下がらないことを祈るばかりです。また、鹿による新芽の食害は年々深刻化しており、被害の大きい畑では電気柵を設置するなど対策をしています。新芽を食べられると収量が大きく減るだけでなく、若木は枯れてしまうこともありますので・・。

 

5月中旬以降は新梢の伸びが一気に加速し、畑は本格的な繁忙期に入ります!

 

 

また、5月下旬には、千曲川ワインバレーでは多くのワインイベントが開催されます。 

暑さが厳しい夏の屋外イベントが難しくなってきたこともあり、気候の良いこの時期に集中して開催されるようになりました。地域を巡りながらワインを楽しむ「千曲川ワインゴーランド」です。ぜひ、ご参加ください!

 

  •  東御ワインフェスタ 2026 開催のお知らせ

 516日(土) 

 昼の部:11:3017:00 

 夜の部:17:0020:00

517日(日)10:0015:00 

 

**会場**

 昼の部:しなの鉄道「田中駅」南口ロータリー 

 夜の部:ゆうふるtanaka 正面デッキ  

記念ワイン「アッサンブラージュ2025」発売 

今年で3ヴィンテージ目となるワインフェスタ記念ワイン「アッサンブラージュ2025」は、東御市内16者・9品種のブドウをブレンドし、東御のテロワールを表現した白ワインです。醸造はアルカンヴィーニュが担当しました。事前予約制で、フェスタ当日に会場にてお受け取りいただけます(フェスタ後の発送も可能です)。  詳細はアルカンヴィーニュWEBサイトをご覧ください。 

https://jw-arc.co.jp/#

写真は東御ワインフェスタのイベントで使用するネブカドネザル瓶(15L)の「アッサンブラージュ2026」です!

いよいよ畑のシーズンが始まります!

現在、ブドウ畑では、今年の果実が付く種枝である、結果母枝(けっかぼし)をワイヤーに沿って誘引する作業を行っています。ブドウの芽が出るのは例年ゴールデンウィークのあたりになりますが、それまでに誘引を終わらせ、石灰硫黄防剤を散布し終える必要があります。また、昨年、枯死してしまったブドウを補植したりなど、植物が休眠から目覚めるのと同時に、人間も忙しくなってきました。

並行してワイナリー内では、2025ヴィンテージのワインを樽から出したり、瓶詰めをしたりといった作業を行っています。昨年2025年は夏の雨が非常に少なかったため、とても健全で良いブドウが収穫できました。2025年ヴィンテージのワイン発売は6月ごろからになりそうですが、ぜひご期待ください!

また先日は、ヴィラデストワイナリーの兄弟ワイナリーである「アルカンヴィーニュ」に、マスターオブワイン(MW;世界でも最難関のワイン資格とされ、世界で約400人しかいないそうです)の有資格者のうち30名が世界各国から訪問されました。
私、小西がヴィラデストワイナリーの説明をした後に、以下の3種類をテイスティングしていただきました。

➀ヴィラデストヴィニュロンズリザーブ2024 ②ヴィラデストピノ・ノワール2020 ③ヴィラデストタザワメルロー2019

続いて、小諸市のテールドシエルの醸造責任者である桒原さんより、テールドシエルの説明とテイスティング。

今回の日本ツアーでは、山梨と長野を訪問されたとのことで、日本ワイン、長野ワイン、山梨ワインについてとても良い印象をもっていただけたようです。
ワインの世界でもっとも影響力のある、MWの方々30名が、日本ワインについての理解を深め、魅力を知っていただくことは、日本ワインが世界の中で存在感を高めていく上で、大きな意味があります。日本在住で唯一のMWである大橋健一氏をはじめ、関係者の皆さま、本当にありがとうございました!

MWご一行来訪の様子は以下の動画を是非、ご覧下さい。MWによる、ワインのコメントもあります!
https://youtu.be/mhZJKGlTohQ    

ヴィラデストの蒸留酒

最近、お得意先のレストラン様などから、ヴィラデストの蒸留酒(グラッパタイプのブランデー)についてお問い合わせをいただく機会が増えてきました。世界的にはウイスキーブームが続いていますが、ブドウ由来の蒸留酒であるブランデーは、まだまだ注目度が低いように感じています。 

ヴィラデストでは、開業当初の2003年からグラッパタイプの蒸留酒を造ってきました。最初は焼酎の技術者の方にアドバイスをいただきながらのスタートでしたが、「本場のグラッパを学びたい」という思いが強まり、ちょうど前回イタリアで開催されたトリノオリンピック直前の、2006年にイタリア・ピエモンテの名門ベルタ蒸留所で学ばせていただく機会に恵まれました。 

イタリアワインのジャーナリストとして有名な宮嶋勲さんが同行してくださり、イタリア語が全く分からない私に通訳してくださっただけでなく、イタリアでの広い人脈を活かしてベルタ以外の蒸留所やワイナリーにも案内していただきました。

イタリアは「閉鎖的で技術的なことはなかなか教えてくれない」と事前に聞かされていたのですが、蒸留時の熱のかけ方やぶどう搾りかすの扱い方など、私が日本で準備していった多くの質問に対し、ベルタ当主のジャンフランコ・ベルタ氏が一つひとつ丁寧に答えてくれました。伝説のグラッパ職人ロマーノレーヴィ氏にも会って直接お話を伺うことができました。本当に貴重な経験でした。

(ジャンフランコ氏と宮嶋氏)

 

先日、松本市のヒカリヤニシ様で開催されたメーカーズディナーにご招待いただき、素晴らしい料理とヴィラデストのワインを楽しんだ後、食後酒としてヴィラデストの「ウーバ ナイアガラ」をデザートとともに提供していただきました。本場イタリアでも、しっかり食事を楽しんだ後にデザートやチーズと合わせて、グラッパを楽しんでいましたが、その魅力を改めて感じるひとときでした。

 

ヴィラデストの蒸留酒はオンラインショップからもご購入いただけます。ぜひ一度お試しいただければ幸いです。

https://villadest.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2480805&csid=5

 

本年もどうぞよろしくお願いします

2026年になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2023年からの3年間は、記録的な猛暑が続き、地球温暖化の影響を強く実感する日々でした。現在も世界では争いが絶えず、自己中心的な動きも目立つようになり、今後も気候変動が続くのは間違いありません。今年の気候がどのようになるかは予測がつきませんが、ブドウ畑を丁寧に観察し、先手を打ちながら対応することで、良質なブドウ、そして良質なワインづくりを目指して努力していこうと考えています。

年始から厳しい寒さが続いていますが、畑では1月末頃から剪定作業を始める予定です。前回の本日誌でも触れましたが、12月には日本ワインブドウ栽培協会(JVA)が主催し、イタリアから剪定の専門家マルコ・シモニット氏を招いたセミナーが東御市で開催されました。シモニット氏にはヴィラデストの畑にもお越しいただき、貴重なお話を伺うことができました。ヴィラデストでは経験年数の異なるスタッフが剪定を行うため、まずはセミナーでの学びを改めてチームで共有し、そのうえで畑での作業に臨むつもりです。

また、2月には、酒類事業者向け・一般のお客様向けのさまざまなイベントに参加いたします。どこかで皆さまとお会いできれば幸いです!

■ 2月のイベント情報

● 2月4日(水)
**Feel Japan Wine ! 試飲会(酒類事業者限定)**
開催日時:2026年2月4日(水)
2部制・各回110分
1部 12:30~14:20 / 2部 14:40~16:30
場所:ホテルモントレ銀座(東京都中央区銀座2-10-2)
申し込み:https://japanwine2026.peatix.com/

● 2月7日(土)
**しなの鉄道「ろくもん」冬の信州クルーズ**
観光列車「ろくもん」が、軽井沢駅から妙高高原駅まで特別運行を行います。
「ワインコース」では、ヴィラデストカフェ・村山シェフの料理に合わせて、私・小西がヴィラデストのワインをご紹介しながら、冬の信州の列車旅をお楽しみいただきます。細川奈津子氏によるヴァイオリン演奏も予定されています。

行程:
軽井沢駅(15:28頃発)→ 妙高高原駅(18:19頃着/18:34頃発)→ 長野駅(19:38頃着)
詳細:https://www.shinanorailway.co.jp/rokumon/news/2025/12/post-183.php

● 2月9日(月)
**GI NAGANOWINE 試飲会2026(酒類事業者限定)**
日時:2月9日(月)14:00~17:00
場所:ホテルメトロポリタン長野「浅間」
参加費:1,000円(事前申し込み不要)

● 2月20日(金)
**ヒカリヤニシ メーカーズディナー**
松本のヒカリヤニシにて、ヴィラデストワイナリーとジオヒルズワイナリー(小諸)によるメーカーズディナーを開催します。
ヴィラデストからは小西に加え、村山シェフも参加。ヒカリヤニシ・田邉シェフとヴィラデストカフェ・村山シェフによる料理の共演、そして両ワイナリーのワインをあわせたペアリングをお楽しみください。

場所:ヒカリヤニシ(長野県松本市大手4-7-14)
お申込み:お電話で
TEL:0263-38-0186


シードルの仕込み作業終了、今年も残りあとわずか

シードルの仕込み作業も終了し、今年も残りあとわずかとなりました。ぶどう畑では、防寒のための藁を巻かれた若木のぶどうが、これから2ヶ月ほど続く本格的な冬の寒さに備えています。近年は温暖化の影響もあり、極端な低温になることは少なくなりましたが、数年に一度はマイナス10℃以下の日が続く非常に寒い年もあります。そのため、ヴィラデストでは植栽からおよそ5年以下の若木には、毎年丁寧に藁を巻くことにしています。寒さや乾燥によってぶどうの木に傷ができると、そこから根頭がんしゅ病などの病気が発生することがあります。そうしたリスクを避けるための重要な作業です。    


この12月には、私も理事を務める「日本ワインブドウ栽培協会 (JVA)」にて、バージニア工科大学の荷田准教授、そしてイタリアから剪定のコンサルタントとして世界的に有名なマルコ・シモニット氏を招聘して、東御市にて2度のセミナーを開催し、大変貴重なお話を聞くことができました。お二人ともに、長年にわたる剪定傷がぶどうの木に与える悪影響や、傷からの乾燥や病原菌の感染についてお話されていました。特に樹齢を重ねてくると、長年の剪定の影響が大きくなってきます。

海外の産地においても、これまでは「果実」の品質や「樹冠管理(キャノピーマネージメント)」について考えることは多かったのですが、「ぶどうの幹」の健康について、そして剪定が与える影響については、あまり深く考えられてこなかったようです。ヴィラデストのぶどうも樹齢20年を超える木が多くなってきていますので、今回学んだことを今後の剪定に活かし、これからも長く健康な木を維持していくため、スタッフと一緒に考えたいと思っています。

今年は雨も少なく、暑い夏でしたが、そのおかげでぶどうはとても健全でしっかりとした出来栄えになり、良いワインが期待できそうです。この3年は特に異常な暑さが続きましたが、今後も温暖化の傾向が続くのは間違いありません。

様々な情報などをうまく活用しながら、最終的にはこの土地の気候風土をしっかりと反映した魅力あふれるワインをつくるために、努力していきたいと思います。

本年もヴィラデストを応援していただき、誠にありがとうございました。どうぞ楽しい年末年始のシーズンをお過ごしください。

 

 

赤ワインのプレスも終了しました!

すっかりブドウの葉も紅葉し、落葉も間近になりました。

今日(1117日)の、カベルネの圧搾(プレス)、そして、搾りかす(ヴィナッチャ)の蒸留をもってブドウの仕込はすべて終了しました。

あと、12月にリンゴのシードル仕込が少しありますが、無事にブドウのシーズンを終えることができて、まずはホッとしているところです。

今年の夏は猛暑で、例年より2週間以上早めの9月頭に収穫を開始しました、その頃は暑い中での収穫だったのが嘘のように、今はすっかり寒くなりました。例年、9月から11月中旬の時期は収穫、仕込に追われて、時間があっという間に過ぎてしまうものですが、これからようやく少し落ち着いて仕事ができるシーズンがやって来ます。

 

今年は夏の雨が少なく、そのおかげでとても健全なブドウを収穫することができました。病果が少ないので、収穫も非常にスムーズでした。また、ブドウが健全でないと、様々な雑菌が増えて、オフフレーバーの発生につながったり、雑菌の繁殖を防ぐために亜硫酸塩の使用量を増やしたりなどしなければならず、健全なブドウを収穫できることのありがたさを改めて感じました。健全なブドウを健全に醸すことで、クリーンでその土地の風土を反映した味わいのワインになります。

健全なブドウを収穫するためには、まずはその土地の気候にあった品種を選択することが大事です。長野県東御市は全国的にみても小雨で晴れが多く、また標高が高いので日本の中では冷涼で、私たちの栽培しているフランス原産の品種に適しています。

ただ、そうは言っても雨の多い年もありますし、近年の温暖化で気候も変化しています。私たちも特に繊細なピノ・ノワールには雨よけを導入したり、雨や暑さに強い品種を試したりしていますが、自然の中での栽培では思い通りにいかない時もあります。

これからの冬の間には、様々な講師を招いた講演会などが開催されます。スタッフと一緒に、来年に向けて勉強したいと考えています。

2025年の収穫、仕込が(ほぼ)終了しました

 2025年の収穫及び仕込が(ほぼ)終了しました、残るは少量のカベルネフランとカベルネソービニヨンです。
これまでお伝えしているように、今年の夏は過去最高の暑さ、また非常に雨が少ない夏になりました。その影響で、ブドウの熟度が上がるのが早く、ヴィラデストとしては異例の9月あたまからの収穫開始になりました。しかし、その後、曇りの日が多く、雨もそれなりに降ったので、最終的には糖度はほどよく高く、酸は落ちすぎず、病気の発生は少なく、とてもいい状態のブドウが収穫できた良年になりました。
収穫終了といっても、ワイナリーの中では、まだ発酵は続いていますし、樽の管理や赤ワインのプレス、グラッパの蒸留などの作業も残っていますので、この素晴らしいブドウのポテンシャルをしっかりと抽きだしたワインに仕上げられるように、スタッフ一同作業に当たっています。

また、今年は100名をこえるボランティア、アルバイトの方に収穫をお手伝いいただきました。お陰様で12ヘクタールの畑でスムーズに収穫を進めることができました。
本当にありがとうございました。
今年はブドウが健全であることもあり、例年以上に収穫を楽しんでいただけたように思います。収穫の合間には工場で発酵の様子を見学していただいたりなどして、2025ヴィンテージのリリースが楽しみ、という声をたくさんいただきました。また、市内でワインブドウ生産者やワイナリーが増えたこともあり、収穫ボランティアついでにワイナリー巡りを楽しむ人もたくさんいらっしゃいました。

また、ヴィラデストでは、赤ワインの搾りかすを原料として、蒸留酒(商品名:「ヴィナッチャ」。イタリアでは“グラッパ”と呼ばれるブランデーの一種)をつくっています。赤ワインは果皮や種を漬け込んで発酵をし、発酵が終了すると搾って果皮とワインを分離します。その分離した果皮に熱を加えてつくるのが「ヴィナッチャ」です。
日本ではほとんど製造されていないこともあり、私自身、2007年にイタリア・ピエモンテの名門「ベルタ蒸留所」で研修し、蒸留器の構造や蒸留のノウハウを学んできました。赤ワインを搾って、すぐにヴィナッチャの蒸留にとりかかると、ワイナリーには甘い干しブドウのような香りが漂い、いよいよ今年の仕込みシーズンも終盤戦だなと感じています。

    

収穫、仕込が始まりました!

今年は過去最高の暑さ、また雨が非常に少ない夏になりました。その影響で、ブドウの熟度が上がるのが早く、ヴィラデストとしては異例の9月あたまからの収穫開始になりました。長期予報によると、9月、10月も例年よりも暑くなりそうとのことですが、ブドウの成熟スピードが速く、うかうかしていると収穫時期を逃してしまいますので、例年以上に気をつかって良いタイミングに収穫できるように務めています。9月に入っても暑い日が続いていますが、朝晩はようやく涼しくなってきましたので、この調子で昼夜の寒暖差の大きい好天がつづくことを期待したいです。今のところ、果実は健全で非常によい状態のブドウが収穫できています。

2025年ヴィンテージは、今年の気候を反映して、太陽の光を十分に感じる、果実感や濃縮感の高い素晴らしいヴィンテージが期待できそうです。

収穫終了の10月中旬まで、スタッフ一同、力をあわせて収穫やワインづくりに励みます。

 

2019年から栽培を開始した、御堂ワインブドウ団地の3ヘクタールのヴィラデスト畑でも収穫が始まりました。もう一息で成木といえるまで成長してきましたので、今年はまとまった収穫になりそうです。

この御堂ワインブドウ団地では、市内11のワイナリーや栽培者が、まとまった27ヘクタールの畑でワインブドウを栽培しています。各栽培者のブドウが育ってきましたが、この広大な畑はやはり壮観です。今年は、団地内にワインを販売したり、試飲もできる「ワインテラス御堂」が営業を開始しました。とても眺めのよいテラスやゆったりくつろげるスペースなどありますので、ぜひ一度お訪ねください。

畑で収穫したブドウはすぐに工場で仕込みに入ります。非常にいいブドウが収穫できていますので、醸造でそのブドウの力を十分に抽きだすように、細心の注意で仕込んでいきます。また昨年は、卵形のコンクリートタンクを使用したオレンジワインを初醸造しました(間もなく発売開始です!)。オレンジワインは白ワイン用のブドウを用い、赤ワインのように、果汁に果皮を漬け込んで、かもし発酵をしてつくるワインで、果皮由来のオレンジの色あい、あんずやドライフルーツ、紅茶やナッツを思わせる複雑な香り、適度な渋みが味わいに厚みを与える、余韻の長い味わいです。2年目の今年は、昨年得た知見を生かしつつ、さらに魅力的なオレンジワインを目指したいと考えています。

  

これから10月中旬まで収穫や仕込に追われることになりますが、ヴィラデストワイナリーではワインブドウの収穫ボランティアを募集しています。弊社ホームページなどから、専用応募フォームでお申し込みください。ワインブドウの収穫は結構単純な作業で、収穫していると雑念が払われて無心になれるので好きだという方も多いです。

ただ、飽き性の方にはあまり向いていないかもしれません。いずれにせよ、秋の休日、美しい景色の中でのブドウ収穫ボランティア、ご検討ください!

梅雨が明け、本格的な夏がやってきました!

今年は当地では、6月10日に梅雨入りし、7月18日に梅雨明けしましたが、全般として空梅雨で、ゲリラ豪雨的な大雨が降ることはありましたが、シトシトと雨が降り続くことがありませんでした。また、梅雨の合間も気温が高く、暑い日が続きました。

今のところ、ブドウ畑は病気の発生も少なく、順調に生育していますが、これからの夏も猛暑が続くと、縮果症や晩腐病などの暑い夏特有の生理障害や病気が発生するおそれがあり、まだまだ気を抜けません。

これからの時期は新梢の摘心により、ブドウ樹内の風通しをよくして病気を防いだり、除葉や摘房を実施して、ブドウの房に日光を当てたり、収穫量を調整してブドウの品質を上げたりという作業を行います。房に日を当てすぎると、前述の縮果症を招くこともあるので、適度に光をあててブドウの成熟を促してあげます。

今年も暑いので、例年より収穫開始日は早くなりそうです。昨年は9月10日頃の開始でしたが、今年は9月に入ったら臨戦態勢をとれるように準備していきたいと思います。ワイナリーの中では、2025年の仕込みが始まる前に、2024年ワイン(特に白)の瓶詰めを終えるべく、こちらも頑張っています。

暑い暑いと言っていますが、先日、東京に出張したらもっと暑かったです。やはり東御はそれでも涼しいですね!
ヴィラデストではガーデンも花が咲き、ブドウ畑も緑が美しい時期です。ぜひ、夏休みにおでかけください!!