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「醸造家のワイナリー通信」

ワイナリーで栽培、醸造を担当するT.コニーが樹の様子や作業の様子をときどきお知らせします。


2016年分へ

8月11日(金)

ピノノワールに雨よけビニールを導入しました。
この地域は全国的にみても雨が少なく、冷涼な気候のため、これまでは雨よけなしで
栽培してきたのですが、2015年、2016年と収穫前の長雨で苦しめられ、今年から一部
の畑で試験的に導入を始めました。ピノは他の品種と比べて、特に果皮が薄く、収穫
前の雨で簡単に割れてしまうのです。
昨年の異常な9月の長雨、今年5月末の雹。ここのところ天候には苦しめられています
が、天候は人間の力ではどうしようもないこと。できる対策をしっかりして、あとは
これから収穫までの天気が良いことを祈るばかりです。
8-11

 

7月13日(木)

7-13

ここのところ気温がぐっと上がり、梅雨らしい蒸し暑い天気が続いています。

6月までの低温や雹の影響で遅れ気味だった新梢の生育も一気にすすんでいます。雹で折れた箇所からは、たくさんの副梢が様々な方向に伸びていますので、整枝、誘引作業にいつもの何倍も手間がかかり、雑草の伸びも激しいため仕事がなかなか追い付かない状態です。

収穫・仕込の時期が忙しいのは当然ですが、畑仕事は6月中旬から8月中旬ぐらいが、作業のピーク。スタッフみんな、ここしばらくが頑張りどころです。あと、早く梅雨が明けてカラッと晴れて欲しいです!

 

6月20日(火)

ブドウの開花が始まりました。今年は春からこれまで、晴天が多いものの気温は低め、更に5月末には雹が降ったこともあり、生育は例年より少し遅めに進んでいます。雹で葉が破れたり、新梢が折れたりしました。限定的とはいえ花芽への被害もあり、ある程度の収量減は覚悟しなければいけない状況ですが、副梢の成長も進み、徐々にダメージをリカバーしつつあるので、今後に期待しながら、今は、花がしっかり咲いて、うまく結実が進むことを祈るばかりです。

5月23日(火)

飯田市にてNAGANOシードルコレクションと5-23いうイベントが開催され、私も参加してきました。会場には長野県内のシードルメーカーや委託醸造のリンゴ農家が多数出展し、多くのお客様で賑わいました。正直、シードルだけでこれだけの盛り上がりにはびっくりです。
 ここ数年、クラフトビールのブームとも呼応して、クラフトシードル、ハードサイダー(シードル)がアメリカを中心として、世界的に流行しています。日本でも確実に、ブームがおきつつあるのではないでしょうか。

 

 今回のイベントのために、世界のシードル図鑑の著書でもあり、イギリス人、サイダージャーナリストのビルブラッドショーさんが来日。先週はヴィラデストへも訪問され、様々なお話を聞かせていただき、とても有意義な意見交換ができました。
 ヴィラデストでは、2003年の創業以来、地元リンゴを使用したシードルをつくってきました。長野県は全国第2位のリンゴ生産県ですが、当時、県内でシードルを醸造するワイナリーは23社しかなかったので、このような盛り上がりは感慨深いものです。
2-23

 クラフトビール同様、リンゴに他の果物などを少量加えることにより、フレーバーをつけたフレーバードシードルも海外では人気が高まっています。
ヴィラデストの兄弟ワイナリー、アルカンヴィーニュでは、シードルの新たな魅力をいち早く日本のお客様に伝えたいとの想いから、長野県産のゆず、あんずを使用した「アルカンヴィーニュ ゆずシードル」、「アルカンヴィーニュ アプリコットシードル」を6月中旬から、新発売します。従来品の「アルカンヴィーニュ シードル」を含め、3種類のシードルを飲み比べていただくことにより、シードルの楽しみがより一層、拡がり深まるのではないかと考えています。ぜひ、お試しください!
(アルカンヴィーニュ製品のお問い合わせは、アルカンヴィーニュ TEL:0268-71-7082
info@jw-arc.co.jp までお願いいたします。)

4月22日(土)

4-22

ヴィラデストの畑に気象ポストが設置されました。温度や湿度、雨量、日照量などが測定でき、データはインターネットを通じて世界中どこにいてもみることができます。国内の様々な研究機関や北海道、山梨、長野のワイナリーが協力して日本ワイン品質向上のために、データ収集、解析等を行うというプロジェクトに参加させていただいているのです。

まだプロジェクトははじまったばかりですが、このようなデータが蓄積していけば、気象条件がブドウやワインの品質に与える影響、そして病害虫の予測や早期の対策などが期待されます。 

また、別のプロジェクトですが、ドローンを使用してブドウ畑を空撮し、生育状況を探るという取り組みも始めました。畑作業の機械化についても試験を始めています。 

耕作放棄地の拡大、人口減少・高齢化、環境問題などを考えると、IoTAIといったテクノロジーを利用して、これまで経験や勘、手作業に頼っていた部分を、効率化、高精度化する技術の必要性は、ワインブドウだけでなく農業全体として必要になってくるのだと思います。 

そうはいっても、栽培者やワインメーカーの努力や感性がワインの味わいを決めるものであるということは、これからもおそらく変わることはないし、そうあるべきだとも考えています。

 

4月13日(木)

4-13大阪で開催されたワインショップフジマルさん主催の試飲会に参加してきました。大阪では日本ワインに特化した試飲会があまりないこともあり、お客様の熱心さ・熱気を感じる会でした。写真は大阪にて、なぜか長野組3人で。

2016ヴィンテージのワイン瓶詰め。新しい畑の植え付けなどが忙しくなってきましたので、しばらくはあまり遠出はせず畑やワイナリーでの仕事に集中です。ただ、4月29日にはヴィラデストワイナリーにてワインメーカーズディナーを開催します。ヴィラデストワイナリーの過去の優秀なヴィンテージのワインを提供予定で、小西が解説をしながら、村山シェフが腕によりをかけたお料理と供にお楽しみいただけます。ちょうど、その頃、ブドウ畑では萌芽が始まります。ここのところ暖かい日が多いですから、例年より少し早いかもしれません。ゴールデンウイークにかけてガーデンの花も咲きはじめていますので、ぜひワイナリーをお訪ねください。

 

3月15日(水)

しなの鉄道観光列車「ろくもん」ワイントレイン試乗会に参加させていただきました。

3-15

しなの鉄道は、まさに千曲川ワインバレーを貫く路線で、沿線には小規模ですが高品質で個性あふれるワイナリーが13軒(おそらく)あります。
軽井沢駅を発車し、沿線の風景を眺めながら地元のワインや食材を楽しんでいると、あっという間に上田駅に到着(通常は戸倉駅まで)。私はそのまま帰宅しましたが、このあと別所温泉や戸倉上山田温泉などで宿泊すれば、最高ですね。客室乗務員の皆さんのサービスもホスピタリティあふれてすばらしかったです。春から週末を中心に運行されるそうですが、お薦めです。

 

3月6日(月)

ヴィラデストワイナリーの開業が2003年。私は前年の2002年からこの地に移り住んで来たのですが、その当時は市内(その時は町でしたが)で他にワイン用ブドウを栽培する人もおらず、ひたすら孤独にワインブドウ栽培に取り組んでいました。今は市内にワイナリーが5軒、ワインブドウ栽培をする人は20人を超えるようになりました。
近隣の小諸や上田、立科、坂城などを加えるとかなりの人数で、お互いの情報交換も活発になり、行政も積極的に支援いただくなど、隔世の感があります。
ヴィラデストはこの地の先がけになったこともあり、また、兄弟ワイナリーのアルカ ンヴィーニュでは、「千曲川ワインアカデミー」を開催したりしていることから、私は、新規でブドウ栽培を始め、将来はワイナリーをつくりたいという人と頻繁に話をする機会があります。
時間とお金のかかる、生半可な3-6気持ちで取り組むことのできることではありませんが、夢をもって多くの人が集まるようになりました。
それぞれの人がバックボーンとして、様々な職業的知識や経験、人脈を持ち、セカンドキャリアとしてワインづくりを目指しているので、話をしていると、多種多様なアイデアがでてきます。このような人たちがそれぞれの得意な分野を活かして協力していけば、予想以上のことが起こりそうだと、近ごろ改めて感じています。

2月7日(火)

2-7

先週から剪定を始めています。やはり今年も雪の中での剪定開始になってしまいました。
でも、今週は比較的穏やかな天気ですし、体は動かしていますので、意外に寒くありません(足は冷たいです)。
トータルで2万本近くのブドウの樹がありますので、まだまだ先は長いのですが、2月末くらいまでにおおよそ終われればと考えています。
雪の中で静寂につつまれ、無心に剪定を続けていると、妙に心が落ち着きます。いよいよ2017年のヴィンテージが始まります。

1月10日(火)

2017年になりました。お正月の頃には雪景色になることが多いヴィラデストですが、今年は穏やかな年明けになりました。 

昨年は収穫直前9月の長雨のため、ブドウにとって厳しい条件になりました。しかし、スタッフが力を合わせて収獲・仕込みに取り組み、醸造や熟成にも例年以上に気を遣い、現在、ワインを育てています。これまで経験したことのない状況でしたが、少しづつワインの出来上がりの姿が見えてきました。2016年という年を感じつつ、素直に楽しんでいただけるワインに仕上げていければと思います。2016ヴィンテージのワインは早いもので5月頃リリースになる予定です。 

自然相手なので人間の力でどうしようもないことがたくさんありますが、その中で最善を尽くし、今年もブドウ栽培、ワインづくりに真摯に取り組みたいと思います。ヴィラデスト栽培・醸造スタッフのチーム力が年々向上しているのも、頼もしい限りです。 

今年のトピックとしては、千曲川の対岸、東御市八重原地区の畑からメルロが初収穫できそうです。標高は700m程度と、ヴィラデスト周辺より1-10150mほど低く、強粘土質の土壌から味わい深い赤ワインができることと期待しています。また今年も畑を拡げる予定で、これでブドウ畑の面積がほぼ8ヘクタールになります。 

周辺でワインブドウ栽培を始める仲間も、ますます増えて賑やかになってきました。行政や研究機関、民間企業など、様々な方と協力しての取り組みも今年は更に本格的になってきますので、楽しみです。 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。