2024年もよろしくお願いします

2024.01.18

ヴィラデストでは年末年始、少し長めの休暇をとり、19日から仕事を開始しています。

カフェとショップは1月、2月はお休みをいただいていますが(31日オープンです)、セラー内作業など冬の仕事を着実に進めています。

今のところ気温は比較的高めで(といっても-5℃くらいまでは下がります)、雪も少ない冬ですが、例年、1月末頃は最も冷え込む時期ということもあり、現在はセラー内でワインのラベルを貼るなどの作業が中心です。また、昨年仕込んだワインを樽で熟成していますが、2週間に一度は、蒸発して減ってしまうワインを補って、樽が満量の状態にする「ウイヤージュ(補酒)」を行います。樽の上部に空間があると、酸素を好む産膜酵母が増えて、オフフレーバーの原因になるからです。

   

2月になると太陽の光が少しずつ強くなってきますので、悪天候でなければ畑にでて剪定作業を行います。剪定作業は、前年に伸びた新梢を切り戻し、樹形の維持や着果量の調整などにつながる作業で、今年だけでなく今後数年にわたってブドウの生育に影響を及ぼす大事な作業です。寒い中での作業ですが、逆に神経が研ぎ澄まされ、新たなシーズンが始まったという気持ちになります。

今年は2019年から植え付けを開始した御堂地区の畑の収穫が、一部の区画でいよいよ本格的になってきます。ヴィラデストでは、増産されるブドウを原料として、スパークリングワインなど新しいジャンルに挑戦していきます。

御堂地区の畑は、ヴィラデストをはじめ、10軒のワイナリーや農家が入る計27ヘクタールの“ワインブドウ団地”で、対岸のメルシャン・マリコワイナリーに並ぶ本州最大規模の一面のワインブドウ畑です。

今年中には畑の一角にワインの試飲・販売施設を東御市が建設する予定で、一般の方が訪れることができる場所にもなります。一面のブドウ畑から見下ろす千曲川流域の景色は圧巻です!

今年は、ヴィラデストの兄弟ワイナリー「アルカンヴィーニュ」で開催する、「千曲川ワインアカデミー」が10年目を迎えます。千曲川ワインバレー周辺には、卒業生が中心となり、ワイナリーが急増しています。地域のワイナリーや行政、関連する様々な業種の方と連携して、千曲川ワインバレーがこれまで以上に国内外から多くの人が訪れる、魅力のある産地になるよう盛り上げていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします!!