2021年もよろしくお願いいたします

2021.01.12

例年、実家に帰省してお正月を過ごすことが多いのですが、今年は静かに家族と一緒に巣ごもり生活をしていました。大勢で過ごす、にぎやかなお正月もいいですが、何をするでもなく静かに家族と過ごすのも、たまにはいいなと感じました。

時間があったので、普段より時間をかけて新聞を読んでいたのですが、時代の大きな変わり目を強調した記事が目立ちました。
私たちヴィラデストも、昨年はこれまでに経験したことのない状況の中で模索し、新しい可能性も見えてきた年でした。「ヴィラデストでしか味わう事の出来ない、自然の中の美しい暮らしを表現していくこと」に磨きをかけ、更に進化していくことが大事だと考えています。

ワインは原料となるブドウを栽培するところから始まり、その土壌や気候、そして関わる人の努力や技術が結集した、まさにヴィラデストでしかつくることができない、唯一無二の存在です。その個性や魅力をさらに感じていただけるように、ブドウ畑で、ワイナリーで、スタッフと力を合わせてしっかりと取り組みます。
また、美しい景色を眺めながらおいしい料理とワインを楽しんでいただける、非日常的で心からリラックスできる、わざわざ時間をかけて行く価値のある場所、であり続ける努力をしていきたいです。

一方で、オンラインの利点を生かした情報発信も重要だと考えています。従来型の“リアル”でのイベントの開催が難しい現状で、オンラインイベントは、異なる視点で遠方の皆さまとつながる大事な機会ですので、関係者の方々と協力しながら、昨年に引き続き積極的に参加していきたいと思います。
2月には阪神百貨店様のオンラインセミナーに参加する予定です。詳細が決まりましたら、あらためて告知させていただきます。

また、この状況で、近年の千曲川ワインバレー、長野ワイン、日本ワインの盛り上がりの流れを止めないように、アルカンヴィーニュ「千曲川ワインアカデミー」の卒業生を中心とした地域の仲間や全国の仲間と協力して、その魅力をしっかりとアピールしていきたいです。
さらに、未来に向けて、長野県の地理的表示(GI)導入に向けた活動や、ブドウ苗木のウイルスフリー化や品種の多様化についても、長野県ワイン協会や日本ワインブドウ栽培協会(JVA)の理事の皆さんと協力して前進させていきます。

 

首都圏で緊急事態宣言が発令され、年が明けても簡単に平穏な生活が戻ってくるわけではないですが、ワクチンの開発も進んでいますし、対策を取りつつ事態が好転することを期待するばかりです。

2021年が新しいスタートの年になりますよう、皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします!