梅雨入り、そして開花が始まりました。
2025.06.17
6月10日に長野県でも梅雨入りし、それに伴って新梢の伸びも勢いを増しています。ブドウ畑では、例年より少し早めに開花が始まりましたが、梅雨入りしてから気温が低めなので、ゆっくりと開花が進んでいるようです。開花の時期は日本では梅雨の時期に重なりますので、雨や低温で開花後の結実がうまくいかないこともあります。また、雨によりカビ系の病気が発生したりなど、ブドウ栽培にとっては難しい条件が重なります。それでも東御エリアは、日本有数の雨の少ない地域。ヴィラデストではピノノワールに雨よけ(グレープガード)を導入するなど、工夫をしながら、この梅雨の時期を乗り切っていきます。
これから6月、7月と最も新梢が伸びますので、新梢内の風通しを良くし、葉への日当たりを改善するためのキャノピーマネジメント(新梢管理)や消毒、除草などに追われる日々が続きます。開花から約100日で収穫と言われます。これからの3ヶ月間の天気や畑での頑張りで、今年のワインの出来が決まりますので、12ヘクタールの畑は広いですが、スタッフ一同頑張ります!
6月1日にはヴィラデストワイナリー祭りを開催しました。天気を心配しましたが、ほぼ雨が降ることはなく、多くのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。イベントコーナーでは、過去約20年間の間に、私と一緒に畑やワイナリーで働いてきた元スタッフや現役スタッフとのトークショーも開催。すでに独立して東御市内でワイナリーを営んでいる元スタッフもいて、ヴィラデストのワインがこの地で生まれ、そしてそれぞれの形で発展し、産地として成長してきていることを感じました!!