収穫もいよいよ終盤です。

2026.10.14

9月はほぼ1ヵ月間、雨や曇天が続き、太陽が顔を出す日はほとんどありませんでした。8月末までは順調に成熟していたブドウも、雨続きで糖度が上がらず、裂果からカビが広がるなど、厳しい状況が続きました。20年以上ヴィラデストでブドウ栽培をしてきましたが、収穫直前にこれほど長く雨が続くのは初めての経験です。時間をかけて収穫していると、どんどんブドウの傷みが拡がりますので、少しでも早く収穫を進めようと必死で、落ち込んでいる暇もありませんでした。

一転して、10月5日頃からは毎日快晴が続くようになりました。これまでの雨で既に傷んだブドウも多いのですが、まだ残っているメルロやカベルネには、まだ挽回の余地があります。雲ひとつない青空がもう少し早く訪れてほしかったという思いはありますが、これからの収穫に期待をしたいと思っています。

 

また、今年も多くの収穫ボランティアの方々に助けていただきました。総勢約100名近くの皆さんが丁寧に収穫してくださったおかげで、ワイナリーに運ばれるブドウはしっかり選果された状態でした。2026年の気候条件を反映した、厳しさを感じながらもクリーンな味わいのワインに仕上がるのではと感じています。

 

そんな難しい年ではありましたが、収穫終了まであと少し。終わりが見えてきて、ようやくほっとできる瞬間が増えてきました。ヴィナッチャ(グラッパ)の蒸留作業をしながら、仕込みシーズンもいよいよ終盤だなと感じています。